狩学舎

IDENTIFICATION GUIDE

狩猟獣20種 出題画像一覧

クイズに登場する狩猟獣の画像と、見分けるときに注目したい特徴をまとめています。画像だけで判断せず、体形・色・顔や嘴の模様も一緒に確認してください。

タヌキ

狩猟獣 01

タヌキ

判別方法・特徴

目の周りの黒い模様と、ずんぐりした体つきが特徴です。

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判別ポイント

ずんぐりした体形、目の周囲の黒い模様、短めの脚が特徴。尾にはアライグマのような明瞭な輪状縞はない。

生息環境・分布

森林、里山、農耕地、河川敷、都市近郊まで幅広く生息する。人の生活圏に近い場所でも見られる。

食性・行動

夜行性傾向が強い雑食性で、昆虫、果実、小動物、ミミズ、人由来の食物など幅広く利用する。複数個体が同じ場所に糞をする「ため糞」が知られる。

注意

アライグマ、ハクビシン、アナグマとの誤認が多い。顔だけでなく、尾、脚、背中のライン、歩き方まで見る。

Photo: Yaron Budowski / CC BY

キツネ

狩猟獣 02

キツネ

判別方法・特徴

赤褐色の体毛、黒い四肢、白い腹面、細長い顔とふさふさした尾が特徴です。

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判別ポイント

細長い吻、大きな耳、赤褐色の体毛、黒っぽい四肢、白い腹面、太く長い尾が特徴。

生息環境・分布

森林、草地、農耕地、河川敷、都市近郊など多様な環境に適応する。

食性・行動

薄明薄暮から夜間に活発になることが多い。ネズミ類、鳥類、昆虫、果実などを食べる雑食性で、地面の穴などを繁殖・休息場所に利用する。

注意

飼い犬やノイヌとの誤認を避ける。地域によっては人への警戒度が大きく異なる。

Photo: Timur Kalininsky / CC BY

ノイヌ

狩猟獣 03

ノイヌ

判別方法・特徴

野生化したイヌで、毛色や体格には個体差があります。

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判別ポイント

家畜化されたイヌに由来するため、毛色・体格・耳や尾の形は多様で、外見だけで「ノイヌ」と確実に判定することは難しい。

生息環境・分布

人の管理を離れ、山野で継続的に生活する個体・集団が対象となる。野生動物を捕食するなど生態系への影響が問題になることがある。

食性・行動

雑食性だが、野生化した個体は哺乳類や鳥類などを捕食することがある。単独または複数個体で行動する。

注意

首輪がない、山にいる、というだけでノイヌとは判断できない。飼い犬、逸走犬、迷い犬との区別が極めて重要で、疑義があれば捕獲しない。

Photo: Afsar Nayakkan / CC BY

ノネコ

狩猟獣 04

ノネコ

判別方法・特徴

人の生活圏から離れ、野生化して暮らすネコです。

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判別ポイント

外見は一般のイエネコと同じで、毛色や体格だけからノネコか飼い猫・野良猫かを判定することはできない。

生息環境・分布

人の生活圏から離れて山野で自立して生息する個体が問題となり、とくに島嶼では希少な鳥類や小動物への捕食影響が大きい。

食性・行動

主に小型哺乳類、鳥類、爬虫類、昆虫などを捕食する。夜間や薄明時に活発だが、昼間にも活動する。

注意

飼い猫・地域猫・迷い猫との区別は外見では困難。人との関係が疑われる個体を安易にノネコと判断しない。

Photo: chloe ⋆˚꩜。 / CC BY-SA

テン

狩猟獣 05

テン

判別方法・特徴

細長い胴と短い脚を持ち、季節によって毛色が変化します。ツシマテンは狩猟対象から除かれます。

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判別ポイント

細長い胴と短い脚、比較的太く長い尾をもつ。毛色の季節変化が大きく、夏は暗い黄褐色、冬は明るい黄褐色になり、頭部も季節で印象が変わる。

生息環境・分布

本州、四国、九州などの森林を中心に生息し、樹上もよく利用する。

食性・行動

夜行性傾向が強い雑食性で、小型哺乳類、鳥類、昆虫、果実などを食べる。木登りが得意。

注意

ツシマテンは狩猟対象外。イタチ類やミンクとの大きさ・尾・頭部色の違いを見る。

Photo: Timur Kalininsky / CC BY

イタチ(オス)

狩猟獣 06

イタチ(オス)

判別方法・特徴

細長い体と短い脚が特徴で、狩猟対象はオスに限られます。

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判別ポイント

細長い体と短い脚をもち、全身は茶褐色、腹面は淡色。口元は白っぽい。狩猟対象はオスに限られる。

生息環境・分布

河川、湿地、農耕地、森林、集落周辺など幅広い環境に生息し、とくに水辺を利用することが多い。

食性・行動

小型哺乳類、カエル、魚類、昆虫などを捕食する肉食傾向の強い雑食性。細長い体を生かして穴や植生内に入り込む。

注意

メスはオスの1/2〜2/3程度と小さく、狩猟対象外。オコジョなど非狩猟種との識別にも注意する。

Photo: Marco Mussita / CC BY

シベリアイタチ

狩猟獣 07

シベリアイタチ

判別方法・特徴

旧称はチョウセンイタチ。イタチよりやや大きく尾が長い傾向があります。長崎県対馬市の個体群は狩猟対象外です。

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判別ポイント

旧称チョウセンイタチ。イタチよりやや大型で尾が長く、全体に淡い黄褐色から茶褐色。口元から顎に明瞭な白斑がある。

生息環境・分布

日本では主に西日本に定着し、農地、河川、住宅地周辺など人為環境にも入りやすい。

食性・行動

小型哺乳類、両生類、魚類、昆虫、果実などを利用する。夜間を中心に活動することが多い。

注意

現行の環境省一覧では「オスのみ」ではない。狩猟対象から除外されるのは長崎県対馬市の個体群。

Photo: iNaturalist contributor / CC0

ミンク

狩猟獣 08

ミンク

判別方法・特徴

水辺を好む外来種で、濃い褐色の毛を持ちます。

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判別ポイント

イタチ類より大型で、全身が濃褐色から黒褐色。細長い体と短い脚を持ち、水辺で見られることが多い。口元に白斑が出る個体もある。

生息環境・分布

北米原産の外来種で、日本では北海道を中心に河川、湖沼、湿地などに定着している地域がある。

食性・行動

半水生で、魚類、甲殻類、カエル、鳥類、小型哺乳類などを捕食する。

注意

アメリカミンクとして特定外来生物。イタチ、シベリアイタチ、テンとの識別では体サイズ、毛色、生息環境を併用する。

Photo: Richard Littauer / CC BY

アナグマ

狩猟獣 09

アナグマ

判別方法・特徴

鼻先が長く、顔に白黒の縦模様があります。

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判別ポイント

ずんぐりした低い体形、長めの鼻先、顔の白黒の縦模様が特徴。尾は短い。

生息環境・分布

森林、里山、農耕地周辺などに生息し、地面に複雑な巣穴を掘って利用する。

食性・行動

夜行性傾向が強い雑食性で、ミミズ、昆虫、果実、小動物などを食べる。地面を掘って採食することが多い。

注意

タヌキやアライグマより脚が短く、背中が丸く見える。顔の黒線が縦方向に走る点も重要。

Photo: Isy VD / CC BY

アライグマ

狩猟獣 10

アライグマ

判別方法・特徴

目の周りの黒いマスク状の模様と、輪状のしま模様がある尾が特徴です。

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判別ポイント

目の周囲の黒いマスク状模様と、尾の明瞭な輪状縞が最大の特徴。前足の指が長く、人の手のように見える。

生息環境・分布

北米原産の特定外来生物で、日本ではほぼ全国に分布を拡大している。森林、農地、河川、住宅地周辺まで幅広く利用する。

食性・行動

夜行性の雑食性で、果実、穀物、昆虫、両生類、魚類、鳥卵など幅広く食べる。木登りも得意で、建物に侵入することもある。

注意

タヌキと混同しやすい。尾の輪状模様、前足、顔のマスクを組み合わせて確認する。

Photo: Cary Bass-Deschênes / CC BY

ヒグマ

狩猟獣 11

ヒグマ

判別方法・特徴

大型で褐色の体毛を持ち、北海道に生息します。

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判別ポイント

大型で、肩の筋肉が発達し、褐色から黒褐色まで毛色に幅がある。ツキノワグマより一般に大きい。

生息環境・分布

国内では北海道に生息する。森林を中心に、河川、草地、高山帯など季節によって多様な環境を利用する。

食性・行動

雑食性で、春の草本、夏の昆虫や植物、秋の堅果・果実、魚類や動物質など季節に応じて食物を変える。行動圏は広い。

注意

大型獣であり、人身事故の危険が高い。狩猟以前に自治体の出没情報、管理計画、安全管理を確認することが必須。

Photo: Annika Lindqvist / CC BY

ツキノワグマ

狩猟獣 12

ツキノワグマ

判別方法・特徴

胸に白い三日月形の模様があることが名前の由来です。

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判別ポイント

黒い体毛と胸の白い三日月状斑が典型的。ただし胸斑の形や大きさには個体差があり、目立たない個体もいる。

生息環境・分布

本州・四国の森林を中心に分布する。季節ごとに食物資源を追って行動域を変え、秋には堅果類が重要な餌となる。

食性・行動

植物食の比率が高い雑食性で、木の実、果実、草本、昆虫、動物質などを利用する。木登り能力が高い。

注意

地域個体群によって保護・管理状況が大きく異なる。都道府県の狩猟規制や管理計画を必ず確認する。

Photo: Utain Pummarin / CC BY

ハクビシン

狩猟獣 13

ハクビシン

判別方法・特徴

額から鼻先にかけて通る白い筋と、胴と同じくらい長い尾が特徴です。

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判別ポイント

額から鼻先にかけて白い縦線が通り、細長い胴と長い尾をもつ。尾はアライグマのような明瞭な輪状ではない。

生息環境・分布

森林、農地、果樹園、住宅地など幅広く利用し、建物の屋根裏に侵入することもある。

食性・行動

夜行性で木登りが得意。果実を好むが、昆虫、小動物なども食べる雑食性。

注意

タヌキ、アライグマ、アナグマとの識別では、顔の白線、長い尾、体形、樹上行動が手掛かりになる。

Photo: Denise Chan / CC BY-SA

イノシシ

狩猟獣 14

イノシシ

判別方法・特徴

太い首と鼻先、褐色の剛毛に覆われた体が特徴です。

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判別ポイント

太い首、長い鼻先、褐色から黒褐色の剛毛に覆われたずんぐりした体が特徴。成獣では雌雄とも大きく、幼獣には縦縞がある。

生息環境・分布

森林、竹林、里山、農耕地周辺などに生息し、近年は分布域が拡大している地域が多い。

食性・行動

雑食性で、地下茎、根、堅果、農作物、昆虫、動物質などを食べる。鼻で地面を掘り返す「掘り起こし」や泥浴び場が痕跡として残る。

注意

負傷個体や追い詰められた個体は非常に危険。個体数管理では捕獲だけでなく防護柵、生息環境管理などを組み合わせることが重視される。

Photo: Jacqui Geux / CC BY

ニホンジカ

狩猟獣 15

ニホンジカ

判別方法・特徴

赤褐色の夏毛に並ぶ白い斑点と、オスに生える枝角が特徴です。

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判別ポイント

夏毛は赤褐色に白斑、冬毛は灰褐色が強くなる。臀部の白い「尻鏡」が目立つ。成獣オスには枝分かれした角が生える。

生息環境・分布

森林、草地、林縁、農耕地、高山帯まで幅広く利用する。全国各地で個体数増加や分布拡大が問題となっている。

食性・行動

反芻する草食動物で、草本、木本の葉・枝、樹皮、堅果など多様な植物を食べる。薄明薄暮や夜間に活動が活発になる地域も多い。

注意

カモシカは非狩猟鳥獣。シカは首が比較的細長く、尻の白色部が目立つ。環境省は植生・生態系被害を含め科学的な個体群管理を求めている。

Photo: りなべる / CC BY

タイワンリス

狩猟獣 16

タイワンリス

判別方法・特徴

腹部も灰褐色で、ニホンリスより大型の外来種です。

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判別ポイント

ニホンリスより大型で、全身は灰褐色から褐色。腹部も白ではなく灰褐色で、太い尾をもつ。

生息環境・分布

外来のリスで、関東・東海など複数地域に定着している。樹林、公園、住宅地周辺など樹木のある環境を利用する。

食性・行動

昼行性で樹上活動が中心。果実、種子、樹皮、芽などを食べる。

注意

「クリハラリス」として特定外来生物に位置づけられる。ニホンリスは非狩猟鳥獣なので、腹部の色、耳毛、体サイズを確認する。

Photo: ユーザー提供画像を元に背景編集 / User provided / AI edited

シマリス

狩猟獣 17

シマリス

判別方法・特徴

背中に通る複数の黒と白の縞模様が特徴です。

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判別ポイント

背中に複数の黒色・白色の縦縞が明瞭。タイワンリスより小型で、体つきは細い。

生息環境・分布

国内の自然分布は北海道。森林や林縁、倒木や岩場のある環境で地上・樹上の双方を利用する。

食性・行動

昼行性。種子、木の実、果実、昆虫などを食べ、頬袋に餌を入れて運ぶ。冬眠する。

注意

北海道外では飼育個体由来の可能性もある。背の縦縞が最も重要な識別点。

Photo: harum.koh / CC BY-SA

ヌートリア

狩猟獣 18

ヌートリア

判別方法・特徴

水辺に暮らす褐色の大型ネズミで、橙色の門歯と長い円筒形の尾が特徴です。

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判別ポイント

大型のネズミ状で、褐色の毛、目立つ橙色の門歯、長い円筒形の尾をもつ。後足には水かきが発達する。

生息環境・分布

南米原産の特定外来生物。流れの緩やかな河川、湖、沼、用水路などに生息し、西日本を中心に定着地域がある。

食性・行動

半水生で、主に水生植物や農作物を食べる植物食傾向の強い動物。岸に巣穴を掘ることがある。

注意

水辺で見られる大型げっ歯類という点で識別しやすいが、尾はビーバーのように扁平ではなく円筒形。

Photo: euqirneto / CC BY

ユキウサギ

狩猟獣 19

ユキウサギ

判別方法・特徴

北海道に生息し、冬には全身の毛が白くなります。

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判別ポイント

北海道に生息。夏毛は褐色系だが、冬毛は全身が白くなる。耳の先端は黒色が残る。

生息環境・分布

北海道の森林、低木地、草地などに生息する。積雪環境への適応が強い。

食性・行動

植物食で、草本、芽、枝、樹皮などを食べる。主に薄明薄暮から夜間に活動する。

注意

北海道という分布が大きな識別材料。冬季は白色になるが、換毛途中では褐色と白が混じる。

Photo: Евгений Егорейченков / CC BY

ノウサギ

狩猟獣 20

ノウサギ

判別方法・特徴

本州・四国・九州に生息し、長い後ろ脚を持ちます。

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判別ポイント

本州・四国・九州に分布し、長い後脚と耳をもつ。地域や季節によって毛色変化があり、積雪地の個体群では冬に白化するものもいる。

生息環境・分布

森林、林縁、草地、伐採跡地、農耕地周辺などに生息する。

食性・行動

植物食で、草本、芽、若枝、樹皮などを食べる。主に夜間や薄明時に活動し、危険時には発達した後脚で高速に逃走する。

注意

地域差・季節差が大きいため、毛色だけで判断しない。分布、耳、脚、体形を合わせて見る。

Photo: Junichi Mandai / CC BY

主な出典